経済学者たちの闘い(増補版)
東洋経済新報社
- 若田部昌澄(著者)
2003年刊『経済学者たちの闘い』の新装版。書き下ろし「リフレ戦記」を追加。今日への示唆に富む、論争の歴史。
経済学者とは何者か? 18世紀以降、経済学者たちは繰り返す不況を解決し、既得権益を打破しようと、論争・奮闘を繰り広げてきた。市場経済や自由貿易といった現代の仕組みは、そうした中で勝ち取られたものだ。
そして、現在の日本。デフレは十数年に及ぶ。その処方箋としてリフレーション政策がようやく第一歩を踏み出した。我々は今、新たな闘いの目撃者となる。増補版には、書き下ろし「リフレ戦記」43ページを追加。
発売日:2013-04-18
目次
プロローグ 経済学者とは何者か?
第I部 経済学者たちの「勝利」と「敗北」
第1章 「欲張りなのはよいことだ」――マンデヴィルの世界
第2章 バブル崩壊後の経済学――二八〇年前のバブルと二人の銀行家
第3章 何のための「セーフガード」か?――ヒュームと既得権益との闘い
第4章 誰が改革を担うのか?――スミスと既得権益との闘い
第5章 歴史のなかの開発主義者たち――ハミルトンから村上泰亮まで
など
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