超金融緩和のジレンマ
東洋経済新報社
- 梅田雅信(著者)
世界的な量的緩和競争の過熱に危険はないのか?ECB、FRB、BOE、BOJ等による統計データと世界の論調を整理して紹介する。
史上類のない世界同時緩和に潜むリスクとは?
日本銀行(BOJ)、FRB、ECB,BOEがこれまでとってきた金融緩和策を比較し、史上類のない世界同時緩和の実情を明らかにする。
●各種のレポートや中央銀行総裁の発言などから、世界の議論の潮流を読む
超金融緩和の副作用を指摘したレポートや、中央銀行関係者の証言なども多数紹介しながら、金融緩和のリスクを整理する。
●これからの金融政策のあり方を示唆する
日本のデフレの真因は賃金水準の低下と交易条件の悪化にある。
デフレ脱却には、金融政策だけでなく産業のダイナミズムを取り戻す取り組みも重要。
日本銀行が今後採りうる政策も提示する。
発売日:2013-03-14
目次
はじめに
第1章 4中銀の緩和策を比較する
第2章 日米金融緩和競争:未曾有の金融緩和が続く
第3章 物価の真実:なぜ日本のデフレに金融緩和は効きにくいのか
第4章 円高対策として金融政策は機能するか
第5章 日本国債と金融政策
第6章 これからの金融政策を考える
参考文献
索引
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- ユーロ危機と世界同時不況の下、円はますます強くなる。長期でみれば欧米の没落とアジアの再興の始まりだ。為替市場から世界の歴史まで、ダイナミックな議論を展開。
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