マイナビ女子オープンは1勝1敗に


皆さんこんにちは。週刊将棋の荒井です。ツツジがきれいです。散歩をしていても気持ち良いです。

第7期マイナビ女子オープン五番勝負第2局が、4月8日に神奈川県秦野市「元湯陣屋」で行われ、里見香奈女王が挑戦者の加藤桃子奨励会1級に勝ち、1勝1敗のタイにしました。

元湯陣屋は陣屋事件でも有名で、将棋界の聖地とも称されます。升田幸三実力制第四代名人らの色紙やパネルが飾られていて、戦国時代の甲冑なども多数展示されています。将棋ファン、歴史ファンにはたまりません。

里見女王は昨年に続き2回目。「由緒がある陣屋で対局できるのはうれしい」。加藤奨励会1級は初めての陣屋対局で、「数々の鋭局が指され、歴史ある陣屋で指せるのはうれしい」と感想を語りました。両者とも、勉強のために訪れたことがあるとのこと。里見女王は王位戦の深浦康市王位-広瀬章人六段戦、加藤奨励会1級は王座戦の渡辺明王座-羽生善治二冠戦(肩書きは当時)。いずれも千日手となり、指し直し局も大熱戦の将棋でした。

第3局は25日に山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」で行われます。熱戦が期待されます。

 

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