あの菅井ノートには続きがあった!? 実戦編が来週26日発売




菅井五段ファンの皆さま、お待たせしました。
「菅井ノート 実戦編」が間もなく発売いたします。

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まえがき
 今回初めての自戦記を出版することとなった。新しく始まったSUPER自戦記シリーズは、
これ以上になく面白い、若手にとっては励みになる企画である。自戦記といえば、普通なら上位者や、タイトル戦経験者でなければ声が掛かることはない。
 今回は3期のC級2組時代から10局を厳選して収録した。新しいことをしたいと思って指した将棋や、振り飛車の醍醐味であるさばけるかどうかの瀬戸際。言葉にすると簡単なのだが、自分の中で印象深い将棋を選んだ。
 順位戦は近年、インターネット中継の充実でファンの方々に棋譜を見てもらえる機会に恵まれた。しかし、指し手の一手一手の意味を伝えることができないのが歯がゆいところである。今回の自戦記では、自分がどんな思いで指し手を積み上げてきたのかを、お伝えすることができるまたとないチャンスである。時には難しい部分もあると思うのだが、盤に並べて鑑賞していただければありがたい。
 また、今回のタイトルには昨年出版した「菅井ノート」の名を入れた。前著で解説した将棋を多く収録しているので、見比べながら参考にしてほしい。また、指し手の解説だけでなく、自分の将棋への向かい方も自戦記の中に多く書き込んだ。本書が生きた教材となり、読者の方々の上達の手助けになれば、これ以上の喜びはない。
 対局を収録させていただいた棋士の方々、マイナビ編集部、普段から多大な支援をいただいている地元岡山県の方々、そして本書を手にしていただいた読者の皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。
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まえがきからもわかりますが、全体を通して、
菅井五段の「指し手の意味を伝えたい」という気持ちが、
びしびし伝わってきます。


棋譜中継などで順位戦の棋譜を見る機会も多くなりました。
しかし、ただ並べるだけでなく、
指し手の意味を考え、理解することが大事なのだと思います。
最後まで読めば、あの鮮やかで切れ味鋭いさばきを習得できるかもと、
私も一将棋ファンとして期待してしまう1冊です。


また菅井五段といえば研究家というイメージを持っている方も多いでしょう。
序盤の研究も充実しておりますので、ご安心ください。


「菅井ノート 先手編」「菅井ノート 後手編」を既にお持ちの方はもちろん、
全振り飛車党におすすめの1冊です。
いや、居飛車党も対抗形の研究に持ってこいの1冊ですから、買いましょう。
ぜひ、ご検討ください。

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