TiP!のズッコケ交換日記⑪ 2週間(山田亮太)


 

7月16日

前回前々回と日記が妙に長くなってる。そもそも自分の考えを必死に書いてるあれは日記なのだろうか?もともとは、「ただ起きたことを淡々と書くのがクールDA☆YO☆NE」というスタンスで書き始めた日記だったのに。それもこれもカニエが連載3回目からおかしな日記書いたせいだ。何が西暦2060年じゃ。カニエ、どうすりゃいいんじゃ。カニエ、眠くてしょうがないよ。カニエ、髪切れ。山田、特になにもない。(T)

 

7月16日(水)

午前中は運送会社を訪問。いつになく巨大な社屋。仕事にはならなさそう。戻って午後からの会議に出席。銀行のつてで神奈川の企業を紹介される。大阪支店のクライアントが3倍に膨れあがるとかで、ヘルプ依頼。誰が担当するかで案の定もめる。夕方から製薬会社、続けてタバコメーカーと商談。帰社後、急遽WEB制作会社に来てもらい、サイト連携の必要事項を洗い出す。明日の提案用資料を急ぎで仕上げて終電ひとつ前の電車で帰宅。(Y)

 

7月16日(水)

メモ。小田原のどかさんの長崎から林京子、永井隆、福田須磨子、東松照明の長崎から沖縄へ。山之口貘(●19日)の沖縄。石川真生。オノ・ヨーコ「長崎への道」。原民喜。望月遊馬『焼け跡』。黒澤明『八月の狂詩曲』の蟻の行列のシーン。(K)

 

 

心をつよく保とうとしてきみたちがいるということを言葉によってたしかめる

その呪いにとりこまれて見てはいけないものまで見てしまう

証拠を示そうと思うひどくあいまいに他人のためのメモを差し出す勇気を私も持っているという証拠を

これ以上は何もきみたちに言うことはない

 

 

7月23日

髪を切りにいきたいがその前に眼科。キュンチョメの新作。樹海で呼びつづける「もういいかい?」の声が頭から離れない。「まあだだよ」は黒澤明の遺作。内田百閒の伝記映画。「ノラ」のエピソードも組み込まれてる。こないだの山田亮太のイプセン気になる。吉行理恵の飼い猫「バル」の由来はバルテュス(理恵自身、バルテュスの絵画に出てきそうな永遠に少女のイメージだ)。バルテュスをモチーフにしたというパク・チャヌクの映画の中のミア・ワシコウスカの衣装。(K)

 

7月23日(水)

旅行代理店から電話。予想はしていたが淡い期待を裏切る回答。怒りと焦りの感情を押しとどめようと、先延ばしにしていた仕事にとりかかる。(Y)

 

7月23日

11時半に起き、食事を済ませ、12時に家を出る。13時過ぎに職場につき、16時まで働く。1時間の休憩をはさみ、そのまま21時半を過ぎたところまで仕事。小一時間かけて家に帰る。明日からしばらく仕事を休むことになった。(T)

 

 

2014.7.30

 

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