超重機アスタコNEO 第9話「最初のシ作」


第8話「唸れ!夢を掴んだ必殺アーム」より続く

 

 

ペーパークラフトの初代試作。この時点で、かなりの完成度

上の写真は、ペーパークラフトのデザイナーさんが最初に製作した試作品。ここから、すべてが始まりました。

 

『超重機アスタコNEO』の企画は、付録のペーパークラフトありきで進行していました。なぜならば、初めて出す重機ジャンルの本だけに、どのくらい売れるかわからない…という不安を拭うため、もう一つ、「これのために買う!」と言ってもらえるような、強いフックが欲しかったのです。

 

そこで企画したのが、アスタコNEOの模型です。当初はトミカのような小さいサイズのミニチュアも候補の一つとして検討もしましたが、プラモデル好きの企画・構成担当者としては、プラモデルと並べて飾れるような、大きいミニチュアが欲しかったのです。

  

ひかし、アスタコの立体モデルはトミカとブーブのような、子供向け玩具以外に存在していなさそうですし、そもそも重機の大型ミニチュアは生産数が少ないせいか全体的に価格が高く、1~3万円程度するのが当たり前の世界です。

「プラモデル程度のお手頃な価格で、大きいスケールのアスタコが欲しい」そう願った企画・構成担当者は、ペーパークラフトデザイナーのAkihiroさんに「大人が納得するリアルタイプのペーパークラフトを作って欲しい」とリクエストしたわけです。そうして出来てきた試作品がコレ。

 

 

腕を収納した形態を再現したアスタコNEO。未塗装でも、クオリティの高さは伝わるはず

この試作品を見せられた時、僕は言葉を失いました。僕が想像していたものより、圧倒的に高いクオリティのペーパークラフトがそこにあったからです。「これ、今日持ち帰って飾りたいんですけど…」そう言いたくなるほど、物欲を刺激した試作品。「ここから先、どこをブラッシュアップするんですか?」と聞きたくなるほどでしたが、カラー印刷に変えただけではない形状の見直しを、さまざまな部分で行って下さったAkihiroさん。本当に、感謝してます!

 

次回、超重機アスタコNEO「塔に吠える」。サービス、サービスぅ!

 

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