「白番」が武器になる! 新刊囲碁書籍『基礎からわかる 白番布石の教科書』内容紹介

こんにちは。囲碁人編集部です。

6月26日に『基礎からわかる 白番布石の教科書』と『やさしいヨセの練習帳』が発売になりました。今回は、『基礎からわかる 白番布石の教科書』の中身を少し紹介をしたいと思います。

 

 
本書は、黒に布石で主導権を取られないための、白番の対応策を網羅した一冊です。

1図は、みんな大好き(?)中国流の布石。他の布石でもそうですが、中国流は白番での対策をよく知っておかないと、すぐに主導権を握られてしまいます。要注意ですね。

1図

 
続いて、2図の白1から5と、上辺を打つのも一局。

2図

 

3図のように、下辺を構えるのも一局です。

3図

 
2図、または3図の打ち方はご存知の方もいるかと思います。続きの進行はぜひ本書をご覧になってください。

 
また、中国流対策として、4図白1とシマる打ち方もあります。中国流の黒の構えに迫っていないようで、なんとなく弱気な手に見えるかもしれませんが、これがとても有力なのです。

4図

 
黒も負けじと5図の1とシマれば白2と左辺を打ち、以下黒5までが考えられる進行。ここで、次の一手がポイントです。

5図

 

白は、6図の1と一杯に迫るのが好手。白▲を活用した一手です。

6図

  
続いて7図黒2と受ければ、白3、5と下辺を大きく構えます。なんとなく、白模様のほうが景色が良いように感じませんか?

「この後、黒が下辺に入ってきたらどうするの?」「黒2で他の手を打たれたら?」という疑問には本書ですべて解説してますので、そちらをご覧ください。

7図

 

本書では、中国流だけでなく、三連星や小林流、ケンカ小目などメジャーな布石を多く取り上げています。白番に苦手意識を持っている方は、ぜひ読んでみてください。

 

 

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